2006-08-19 コルヒチン 薬剤 イヌサフランの種子から抽出されたアルカロイド。 適応:痛風、ベーチェット病 チューブリンを脱重合させ細胞分裂を阻害する*1。好中球のchemotaxisを抑えるとも言われ、これが痛風、ベーチェット病に使われる由縁。プチ抗ガン剤*2。 長らく痛風の特効薬とされてきたが、現在は副作用の多さから使用される事はまれ。 よく起こる副作用は胃腸の不快感、好中球減少症。生殖障害、肝・腎障害、脱毛も起こりうる*3。 投与量過剰にて骨髄抑制、貧血を起こす。 植物細胞の染色体を倍化する作用を用いて種なしスイカを作るのに使用される。 *1:これはタキソールと同じ作用 *2:がん治療に要する用量では副作用が重篤であるため、抗ガン剤にはなり得ない *3:1日3錠位なら通常問題ない