セファランチン

適応

  • 円形脱毛
  • 放射線による白血球減少症*1
  • まむし咬傷(注射のみ)*2
  • 滲出性中耳炎(注射のみ)
  • 作用点ははっきりしないが、弱い免疫抑制作用があるようである。
  • 血管拡張作用、膜安定化作用なども言われているが、いい加減なものだろう。
  • 歯科領域では、アフタなどに対して割と使われているようである。
  • 以前は結核患者に投与され、その副作用として頭髪が濃くなった人が出た、という理由から円形脱毛症に用いられるようになった、との噂があるが、定かではない。
  • 円形脱毛症に対して、添付文書では〜2mg/dayとなっているが、実際は10倍量以上使用される

参考:セファランチンの会社への質問、1995年11月
問:添付文書中の円形脱毛症の適応量が1.5から2ミリとあるが実際の処方量と大きな違いがある理由は?
答:50年前に添付文書がはじめて作られて以来、服用量の改訂はされていない。実際の処方量等は疑義解釈委員会で審議され、だんだん増量されてきた。30ミリより50ミリで使用する。

  • もし行うとしたら、20mg/dayから初めて、50mg/dayまで増量する。
  • 剤形は1mg錠、1%末、0.1%末。1%末がないとつらい。注射は5mg、10mgがある。

*1:使う人はいない

*2:無害、無益であるとする意見多い