2006-08-14 蚊アレルギー(蚊刺過敏症) 皮膚科 蚊刺過敏症→「ぶんしかびんしょう」と読む。 蚊に刺された後に発熱、リンパ節腫脹、肝機能障害などの全身症状と、水疱形成や壊死(→後に瘢痕)を伴う激しい局所症状を呈するもの。 蚊アレルギーの基礎には、NK細胞に潜伏しているEBV*1再活性化が関与する。 蚊の唾液腺抗原に反応してCD4+T細胞が集まる。 T細胞が分泌するサイトカインによりNK細胞中のEBVが再活性化、増殖。 EBVの増殖が引き起こす全身症状*2が出現。 一部は悪性リンパ腫に移行する。 *1:主としてB細胞に感染するが、NK細胞、T細胞にも感染しうる *2:伝染性単核球症に似る