蚊アレルギー(蚊刺過敏症)

  • 蚊刺過敏症→「ぶんしかびんしょう」と読む。
  • 蚊に刺された後に発熱、リンパ節腫脹、肝機能障害などの全身症状と、水疱形成や壊死(→後に瘢痕)を伴う激しい局所症状を呈するもの。
  • 蚊アレルギーの基礎には、NK細胞に潜伏しているEBV*1再活性化が関与する。
    • 蚊の唾液腺抗原に反応してCD4+T細胞が集まる。
    • T細胞が分泌するサイトカインによりNK細胞中のEBVが再活性化、増殖。
    • EBVの増殖が引き起こす全身症状*2が出現。
  • 一部は悪性リンパ腫に移行する。

*1:主としてB細胞に感染するが、NK細胞、T細胞にも感染しうる

*2:伝染性単核球症に似る