ダカルバジン

  • DTIC :5-(3,3-Dimethyl-1-Triazeno)-Imidazole-4-Carboxamine)
  • アルキル化剤*1
  • 悪性黒色腫の化学療法の中心となる薬剤。
  • ホジキン病にも適応がある。他、肉腫系や神経芽腫にも使用される。
  • 悪性黒色腫における単剤の奏効率は10〜15%程度。

奏効率 →CR+PR

  • 著効(CR):全病変が4週間以上完全に消失
  • 有効(PR):推定50%以上の腫瘍の縮小が4週間以上持続
  • 不変(NC):4週間以上変化ないか、PR以下・PD未満
  • 進行(PD):新病変の出現、25%以上の病変の増大

奏効率というといかにも効きそうなので、Responce Rate (RR)と捉えるべき。RRと生存率、延命効果は必ずしも相関しない。

*1:DNAをアルキル化してDNA複製を阻害する