2006-08-01 タモキシフェン 薬剤 エストロゲン受容体アンタゴニスト もともとは避妊薬として開発された。 乳癌や卵巣癌などエストロゲンによって増殖する癌の治療、予防に用いられる。 子宮内膜に対してはエストロゲン様の作用を示し、子宮体癌の発生率は若干上昇する。 乳腺と子宮にのみ抗エストロゲン作用を示し、骨や脂質代謝にはエストロゲン作用をしめすラロキシフェン*1も開発された。 *1:日本では骨粗鬆症治療薬としてのみ認可。タモキシフェンに比べ子宮体ガンや血栓症の発生率が低い