2006-10-13 梅毒の治療 皮膚科 治療の基本はペニシリン系抗生物質の内服である。 未だ耐性菌の報告もなく、第一選択薬とされる。 内服療法と注射療法と比較して、両者の治療効果に差がほとんどないために現在では内服が主となっている。 内服期間は2週間〜3ヶ月。 治療効果はSTSの抗体価で判定する。 ただし陽性のまま残ることもあり、抗体価の陰性化が治療の目的ではない。 治療の終了は臨床症状の消失などから総合的に判断する。 治療終了3〜4週後に再検査を行い、STS抗体価の上昇がないことを確認する。