2006-09-09 丸山ワクチン 薬剤 ヒト型結核菌から抽出した多糖体。SSM*1と称されることも。 抗結核製剤として開発されたが、現在は主に抗ガン剤として使用される。 ピシバニール、クレスチンと同時期(1975〜6年)に、ガン治療薬として医薬審議会へ認可申請が出される。 前2者が認可されたの対して、丸山ワクチンは認可されず。 ただし前2者も1989年の厚生省の薬効再評価によりほとんど効果がないことが判明している。 現在は有償治験薬という立場。 かれこれ30年以上治験状態*2。35万人以上に投与。 子宮頸ガンで治験論文あり。 高用量と低容量を比較。 高用量群の生存期間が短いというあべこべな結果に。 むしろ毒性が危惧される。 明らかに淘汰されるべき薬。 一番ダメなのは結論を明らかにせず売り続ける日医大。次にこれを有償治験薬のまま放置する厚労省。 ピシバニールとクレスチンが淘汰され、認可されなかった丸山ワクチンが生き残っているのはある意味皮肉。 *1:Specific Substance Maruyama *2:出せるようなdataではないと言うこと