ステロイドの全身投与

ステロイドの全身投与の際に知っておくべきことのまとめ。

  • 生体は1日プレドニソロン(PSL)を5mg作っている。
  • 内服は分割の方が効果的。40mg 朝1回より、20mg 朝夕2回の方が効く。
  • 静注するときには50%増しで内服と同量になる。
  • PSLを恒常的に5mg/day以上使用する場合は、ビスフォスフォネート製剤*1を使用する。
  • 減量の目安は2週間で10%。60→50→40→35→30。
  • 減量中の再燃は2倍量に戻って再スタート。
  • PSLが20mg以下なら日和見感染なし。20-40mgでは7倍、40mg以上では35倍。
  • PSLは胎盤を通らない。リンデロンは胎盤を通過する。通常妊婦にはPSL。胎児の治療はリンデロン。
  • 授乳は4時間あければ問題なし。特に30mgまでならいつでもOK。

*1:骨粗鬆症の予防