EBウイルス感染症

[感染細胞]
B細胞に潜伏感染するが、他にNK、gdT、abT細胞に感染する。

[初感染]
多くは不顕性である。
まれにGianotti-Crosti症候群*1伝染性単核球症を発症。

1.伝染性単核球症

  • 3徴:発熱、咽頭炎、リンパ節腫脹
  • 結節性紅斑、点状紫斑
  • 血液中に現れる異型リンパ球はBではなく活性化したCD8+T
  • Hoagland sign:両眼瞼の腫脹をみる。

2.蚊刺過敏症

  • 日本ではあまりない。
  • 末梢血にEB感染のNK細胞。

3.種痘様水疱症

  • 古典型(顔面、手背)は感染gdTが病変部に。
  • 全身型では感染abTが病変部に現れる。        
  • 本当に光線過敏がある??Gianottiに分布は似る。
  • ただし皮疹はもっと大きく、壊死を伴う。

4.急性陰門潰瘍(Lipschutz潰瘍)

  • 女性の外陰部。Bechetやクローン病のの鑑別。
  • 発熱、疼痛を伴う深い潰瘍。EBが検出される。
  • 通常一過性。

*1:逆にGianotti-Crosti症候群の原因ウイルスの多くはEBウイルス